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すべての人を愛してすべての人に愛されて、彼女は生きていたのです。

ナウシカ感想。バレ含むのか?なんか所論をつらつら書いただけのような気もする。長い。



最後の方に蟲が関わってこられなかったのがとてもとても残念だった。大海嘯が起こったのだから無論仕方のないことだが、とにかく私は王蟲がひどく好きだったのだ。

映画は、本当に本当に序章だ。例えるならプロローグという感じ。あれでは何が伝えたかったのかもぼやかされたままだ。
クシャナは美しかった。ナウシカも美しかった。もっともっと深かったのに、この物語で美しくない人など、生き物などいないのに、それを映画で表しきれていないのが憤怒よりも哀感を起こさせる。あの映画でナウシカの物語を終わらせてしまう人が一体何人いることか。そちらの方が多いのかもしれない。
現実は非情であり、冷酷であり、無慈悲だ。その中で私達は生きていて、確かな喜びは必ず存在していて。それを糧にして生きていくことがどれほど素晴らしいか。
私達はナウシカの様にはきっとなれない。だが同じ道を進むことはできる。作中の言葉だが、この現代では同じ道を進むことすら困難だろう。だから私は、深い慈愛を忘れない様にするのだ。それは赦すことだ。それは全てを慈しむことだ。相手に苛つくことがあればそれは私を写す鏡に等しく、全ての人を写す鏡に等しい。それを咎めて怒る権利を誰が有するというのか。だが、赦すことは誰でもできる。全ての現象には動機があり、それを知らずに怒るのはひどく愚かなことだ。そして動機を知らず闇雲に赦すのはもっと愚かなことだ。何故赦すのか、それを明確に志すことができなければその慈愛も意味を成さない。なぜならそれは自らの感情を押さえているだけだから。
だから人は考える。その思考という生物に許された高貴なる権利を、なぜ私達は下らないことにしか使えないのだろう。答えが出ないからなのだろうか。正解がないからか?だがそれによって得られた理由はきっととても大きな意味を持っているだろうに。
全ての生き物を子だと思うのだ。ナウシカは母だった。彼女にしかできないことであったが、思うことはできる。命を深く愛でることはできる。
ナウシカの世界の様に命を遣いそれを教えてくれる蟲はいないのだ。現代の人々は、あまりにも利己的だ。全てを敵だと見ているかのようだ。私は、誰かに誇れるような愛し方を、この物語を通してナウシカに、宮崎駿という人に教わったと思う。是非皆に読んでもらいたい名作であったし、大人になってからまた読み直したい作品だと思った。感想終わり。



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横浜市在住の学生。浮き沈みが激しいです。実は青春を謳歌していたりする。最近ジョジョにはまってます。

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